甲状腺と私

甲状腺の病気・バセドウ病を発症して15年。身体と心の治療日記を綴っていきます。

バセドウ病①甲状腺

いち患者として、私の個人的な主観で、バセドウ病について書いてみます。

 

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の別名です。

この病気の研究発表した医師の名前から来ているそう。

 

甲状腺

甲状腺首の前側にある、蝶々の形をした臓器です。

お仕事は主に成長促進や新陳代謝に関わるホルモンを作っています。

つまり、活動に必要なエネルギーを作っているのです。

 

甲状腺ホルモン】

T4(サイロキシン)とT3(トリヨードサイロニン)の2つ。

お仕事は

①細胞の新陳代謝を盛んにする

脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを作り出し、身体の熱産生を高める

②交感神経を刺激する

交感神経が刺激し、身体をアクティブにする

③成長や発達を促す

主に胎児や小児の正常な発達や成長に欠かせない

 

甲状腺ホルモンの調節】

甲状腺ホルモンの司令塔は、脳(脳下垂体)にあるTSH(甲状腺刺激ホルモン)です。

TSHは血液中の甲状腺ホルモンの量を敏感に察知し、

甲状腺ホルモンが少なければ、TSHは増加し、甲状腺ホルモンの生産を高めます。

逆に甲状腺ホルモンが多ければ、TSHは減少し、甲状腺ホルモンの生産を抑えます。

 

身体は本当に繊細で精密ですね。