バセドウ病⑧治療方法-私が思ったこと-
ここまで、3つのバセドウ病治療法をお伝えしてきました。
①投薬治療→甲状腺ホルモンを抑制
③手術→甲状腺を取る
ここで、ある疑問が出てきました。
甲状腺ホルモンを無理に減らしたり、甲状腺を小さくしたり、なくしたりしたら、甲状腺機能低下症や、他にも不都合が出てくるのではないだろうか
そもそも、健康な人間にはほぼなくて、甲状腺機能を亢進させる元凶である
抗TSHレセプター抗体(TRAb) は、①②③の治療をしても、減らないんじゃない!?これっていいのだろうか。。
甲状腺を一度小さくしたり取ってしまったら、もう元には戻らないのです。
もちろん、命に関わる状況なら、それを選択する事がベストだと思います。
実際にメルカゾールの副作用が急激に出て、白血球が減少し、命の危険があり、即アイソトープや手術となったバセドウ病の方もおられます。
命に変えられるものはありません。
そう。どうせ薬を手放せないなら、手術はやんわり避けて、メルカゾールをずっと飲んでればいいやという安易な私の考えは、その方の副作用の話で簡単に崩れ去る事となったのです。