甲状腺と私

甲状腺の病気・バセドウ病を発症して15年。身体と心の治療日記を綴っていきます。

バセドウ病⑥治療方法ーアイソトープ治療ー

バセドウ病治療の続きー

副作用や甲状腺が腫れすぎている、症状が劇的など何らかの理由でお薬が使えない場合

アイソトープ治療や手術が提案されます。

 

アイソトープ(放射性ヨウ素内用療法)

甲状腺の特徴として、甲状腺ホルモンの材料であるヨウ素を食物などから取り込む(貯め込む)性質があります。

よく、甲状腺疾患で海藻はヨウ素が多く含まれるから良くないと言われるのは、こういった性質があるからです。

放射性ヨウ素は、その甲状腺の性質を利用し、甲状腺にとどまり、更に放射性の力で甲状腺の細胞数を減少させるのです。

結果、甲状腺が小さくなり、甲状腺ホルモンを作る力も弱まり、正常値へと収まるのです。

注意点としては、甲状腺ホルモンを作る力が弱まる為、バセドウ病とは反対の甲状腺機能低下症になる可能性があるということです。

 

私の場合は、甲状腺が大きく腫れている、投薬治療を勝手にやめてしまう(これは自業自得)などで治療が長期化していた時に提案されました。

放射性と聞いて、安全性は説明されるもの、やはり恐いという気持ちがありました。

 

また、友人がアイソトープ治療を受けた時、囚人のように隔離され、ドアの下にある小さな窓から食事を出されたたり、来ていたパジャマは処分となった話をしてくれた事も印象的で、なかなか踏み出す気持ちにはなれずにいました。

 

ですが、そうこうしているうちにアイソトープ治療でもあなたは寛解が難しいと言われるようになったのです。